ENVIRONMENT

環境系

ライフサイクル環境評価学研究室

自然科学と
社会科学の融合。

製品ライフサイクルや組織のバリューチェーンに注目した環境・社会影響の定量評価

ライフサイクル
環境評価学研究室

ITSUBO NORIHIRO

伊坪 徳宏 教授

ISSUE

課題

複雑な製品ライフサイクルの環境負荷を見極めるには?

現在あらゆる産業において環境情報の可視化が進められています。しかし環境負荷は大気、土地利用、鉱物資源消費等と多岐に分かれ評価方法が異なります。そこで自然科学と経済学・心理学といった社会科学双方の知見を融合しながら、正しく製品ライフサイクルの環境負荷を評価し、提案できる人材が各分野で求められています。

MISSION

使命

研究テーマは、

気候変動、土地利用、水・鉱物・森林資源消費等の環境影響を、科学と学際的な視点から定量的に分析・評価。

地球規模のバリューチェーンが対象。

企業の製品やサービスのライフサイクル影響評価を行うための手法やデータベースの開発、活用に関する研究を実施。評価手法の活用研究においては脱炭素、サーキュラーエコノミー等に寄与する革新的な技術やシステムを定量的に評価します。また資源の採取から、輸送、使用、処分まで地球規模のバリューチェーンを網羅しつつ、自然科学と社会科学を融合した分析技術を開発、企業・政府・消費者協同で持続可能な社会の実現へ向かうための行動変容につながる研究活動を推進しています。

INTEREST

オモシロイ

研究が社会変革に寄与。その実感。

私たちが開発した評価手法を多くのグローバル企業が活用しています。私たちが評価した結果は政府や自治体、消費者を含む様々な人に伝えられ、政策や行動指針に採用されています。社会との接点が多く、自身の研究が社会変革に寄与することを実感できる、やりがいのある研究領域だと思います。

トピックスtopics

●世界全体を持続可能な方向へ導くためには世界各国の特徴を反映した影響評価が不可欠。

●そこで各国の環境・経済・社会条件を反映した影響評価の手法を開発。

●その成果はLCA研究を牽引する国際学会誌で、8報の研究論文として掲載。

WISH

想い

持続可能社会の実現を担う人材へ。

あらゆる産業においてLCAは環境経営を進める上での必要不可欠なツールとなっています。現にLCAの専門人材は企業の環境担当として経営戦略の指針を構築するなど様々な分野で貢献しています。今後はさらに社会問題に対しAI等を駆使しDXとSXを同時実現する人材が活躍するものと楽しみにしています。

フィールドfield

企業との共同研究が多いため、生産工場や開発拠点、研究施設

イベントevent

毎週の研究室内ゼミ、大学間の合同ゼミ、
エコプロダクツ展示会や学会を通して研究成果を公開