自然環境と調和した資源循環システムの創造
私たちを取り巻く環境によって生じるリスクを正しく把握し、社会の安全性を高めるために、有害要因の測定方法や環境リスクの低減技術を研究しています。たとえばPM2.5をはじめとした空気中の様々な有害物質は、時間や空間によってその分布の様相が大きく異なります。そこでナノ粒子や人工鉱物繊維などの濃度を、正確かつ迅速に、効率よく測定・分析する方法を追求し、さらに一般大気や製造現場における有害要因の測定を通して、環境の正確な把握や現場管理方法を探求しています。またそういった有害要因によるリスクを低減するために、有害物質の分解除去に用いる光触媒などの材料開発や、コンピュータ・シミュレーションと実験結果とを合わせた局所排気フードの計算法、呼吸保護具のフィットテスト方法の開発などの研究も進めています。