自然環境と調和した資源循環システムの創造
エネルギーは人類の生活に不可欠であり、そのベストミックスに向けて様々な研究が行われていますが、短期〜中期的には、石油・天然ガスがエネルギーの主役を担わざるをないと考えられます。石油工学、とりわけ油層工学は、石油・天然ガス開発技術の中心的役割を果たすものですが、本研究室ではこの石油工学・油層工学を主題として、(a)油層工学諸現象の解明、(b)油ガス層評価(キャラクタリゼーション、モデリング)技術の向上、(c)石油増進回収(IOR/EOR)技術の開発、(d)非在来型炭化水素資源・新エネルギーの開発、(e)環境と調和したエネルギーの開発、をテーマに研究を行っています。これら5つの研究テーマの柱に対して、(1)情報収集・整理・分析、(2)基礎理論の確立、(3)実験による検証、(4)数値シミュレータの開発、(5)数値シミュレーションによる検証、の5種類のアプローチ手法を適用して、個々の研究を行っています。
Schlumberger社 Oilfield Review January 1992より抜粋・編集