RESOURCES

資源系

応用鉱物学研究室

地のお宝の探索。
そして転換。

資源鉱物の探索と新素材開発

応用鉱物学研究室

YAMAZAKI ATSUSHI

山崎 淳司 教授

研究室WEBサイト

ISSUE

課題

未利用でパフォーマンスのよい原料鉱物はいずこ?

ある素材や材料が実際に社会実装されるかどうかには様々な要因があり、それが国家や民族間の紛争につながる部分でもあります。そこで、環境負荷の少ない高機能性材料素材を創りだすこと、そしてその原料となる未利用でエネルギー・コスト・環境パフォーマンスのよい原料鉱物を見つけ出すことが、求められています。

MISSION

使命

研究テーマは、

未利用または活用されていない資源鉱物や廃棄物の産状と性状を明らかにし、高機能性と環境制御性を兼ね備えた素材や材料へ転換するクリーンで最適な技術を開発。

希少元素を守る、環境にやさしい素材開発。

「自然は手本であり、鉱物は見本である。地球は未知の資源や原料の宝庫」をモットーに、基礎研究としては鉱物科学・素材物質科学・結晶物理化学をもとに、資源鉱物のキャラクタリゼーション、機能性素材への転換、高精度の新しい物性測定法の開発などを行っています。応用研究としては各種廃棄物中に潜在する資源物質を機能性素材へ転換する工業プロセスの開発、高機能性素材や材料の創製や開発などに取り組んでいます。

INTEREST

オモシロイ

近年にない新たな材料や素材の創製。
そして社会実装へ。

いにしえから知られているが見捨てられている鉱物資源や廃棄物のなかに潜在する資源物質から、近年創り出されている新素材に遜色ない(むしろ優れた)機能性を持つ材料や素材を創製すること。それが社会実装されて、サスティナブルに貢献できることが魅力です。

トピックスtopics

●天然ゼオライトによる炭酸ガスのPSA濃縮プロセスの構築と
簡易合成プロセスの開発。

●もみ殻焼成灰シリカ、粘土質土壌、火山ガラスおよびそれらの転換素材を用いた、
新規の高効率浄化システムの開発。

●再生医療用の生体硬組織(ハード・ティッシュ)複合材料の開発。

WISH

想い

想定外の発見。研究室はそれが生まれる場。

研究はゴールがない活動です。たとえば、到達目標(問題に想定できる解答・解決案)を設定しても、研究過程で新たな課題が見つかったり、想定外の解決方法や優れた機能性の発見へとつながることが、日常茶飯事です。それを起こすためには、あらゆる手段を講じて、とにかく綿密に調べ、計画を更新し、精密に実験することです。研究室はそれができる場です。

フィールドfield

資源となる鉱物や物質の産出現場、
学内外の最先端の共同利用施設

イベントevent

大学のセミナーハウスを使ったゼミ合宿、
フィールド巡検、工場見学