DEVELOPMENT

開発系

岩盤・石油生産工学研究室

地下から未来を創る。

ジオメカニクスを用いた地圏エネルギー生産技術の開発

岩盤・石油生産
工学研究室

FURUI KENJI

古井 健二 教授

研究室WEBサイト

ISSUE

課題

エネルギー問題と環境問題。調和を図る視点とは?

資源・エネルギー問題は人類が抱える最大の問題です。エネルギー問題と環境問題を相即不離の関係として捉え、両者の調和を図る視点こそ、持続的未来社会に求められています。
今、地下資源の開発技術の発展とともに、二酸化炭素地下圧入・貯留(CCS)分野の経済性向上と社会実装の実現に貢献し、ネットゼロ社会における持続的炭化水素資源利用システムを構築することが期待されています。

MISSION

使命

研究テーマは、

ジオメカニクスの知見を利用した地下エネルギー資源の開発、生産技術、環境・安全対策。

岩盤力学から石油、次世代エネルギー資源を探る。

油ガス田の生産性向上に関する研究をはじめ、開発効率や経済性以上に大切な地下の安全・環境対策、石油・天然ガスの開発技術をメタンハイドレートの開発や二酸化炭素地下貯留へ応用する研究などを行っています。また、地盤沈下や断層の滑り、岩石のせん断破壊による誘発地震の発生リスク評価など、ジオメカニクス(岩盤力学)に関連した諸問題解決のための研究を行っています。

INTEREST

オモシロイ

最も身近なテーマに、最先端の研究で切り込む。

地下で起こる複雑な物理現象を解析対象とするため、数学・物理・化学・地学といった幅広い分野の知識が必要となります。今まで学んできた基礎科目の様々な知識を活用し、エネルギーや環境というもっとも身近な問題をテーマに、最先端の研究に取り組めるのがこの分野のおもしろさです。海外の研究機関・大学との共同研究やワークショップへの参加機会が多く、グローバルな経験が積めるのも魅力の一つです。

トピックスtopics

●非在来型炭酸塩岩貯留槽における酸処理手法、
「ワームホール現象」についての研究
(海外の大学・機関と共同研究)

●生分解性樹脂を用いた水圧破砕ダイバーティングエージェントの開発
(国内化学メーカーと共同開発)

WISH

想い

ジオメカニクス。それは挑戦的な研究分野。

地下深くの岩盤を対象とした研究は、宇宙にロケットを飛ばすよりも難易度が高く、挑戦的な研究分野と言えます。答えの分からない課題について、試行錯誤しながら結論を導く経験こそ成長につながると思っています。研究室での学びを糧に、世界で活躍できる技術者・研究者を目指してもらいたいと願っています。

フィールドfield

JOGMEC TRC、SINTEFの岩石実験研究室、
テキサスA&M大学の酸処理実験室
など

イベントevent

軽井沢ゼミ合宿、サハリン州立大学との技術交流会、
Khalifa大学とのワークショップ、理工展研究室ツアー
など